トップページ > 希少がんについて

愛媛県がん診療連携協議会

希少がんについて

希少がんについて

希少(きしょう)がんとは、『人口10万人あたり6例未満で、数が少ないゆえに診療・受療上の課題が他に比べて大きいがん種』の総称とされています(国立がん研究センター 希少がんセンターHPより)。200種類近い悪性腫瘍、たとえば神経膠腫、悪性胸膜中皮腫、胸腺腫・胸腺がん、腹膜がん、中枢神経性リンパ腫、GIST(消化管間質腫瘍)、肛門管がん、原発不明がん等が希少がんに該当します。それぞれの希少がんは希であるという点は共通していますが、特性は互いに異なります。
症例数が少ないために、広く認められた代表的な治療法が決まっていないものが多く、患者さん・ご家族の肉体的・精神的負担は大きくなります。希少がんに関しては、できるだけ症例経験の多い施設を受診し、診断・治療を進めてもらうことも選択肢の一つとして重要と思われます。
愛媛県では、がん診療連携病院間で、希少がん症例について情報共有や種々の情報が得られるよう体制を整備しており、国立がん研究センター希少がんセンターとも連携することになりました。各拠点病院の相談支援センターにおいて、ご自身や家族の希少がんについて国内のがん診療連携拠点病院の診療実績の検索が可能です。
これからも、愛媛県がん診療連携協議会は、患者さん・ご家族の負担が軽くなるよう、協議会内外のネットワークづくりを進めてまいります。

このページの先頭へ