トップページ > 専門部会について > がん登録専門部会 > セミナー・研修会 > 過年度研修会情報 > 平成29年度 第1回 院内がん登録実務者研修会

専門部会について

がん登録専門部会:セミナー・研修会:過年度研修会情報平成29年度 第1回 院内がん登録実務者研修会

平成29年度 第1回院内がん登録実務者研修会を終えて






 

 

平成29年3月17日松山赤十字病院が幹事病院となり、『平成29年度 第1回院内がん登録実務者研修会』を開催しましたので、ご報告します。表題をご覧になって「アレっ?」っと、思われた方もいらっしゃるかもしれませんが、本来、平成29年度に実施予定であった実務者研修会を諸事情により、前倒しで前年度末の開催となりました。忙しい時期ではありましたが、拠点病院7施設、推進病院4施設、一般病院2施設の13施設、39名の方にご参加いただきました。 

 

aisatu1.jpgのサムネイル画像

 

はじめに、松山赤十字病院副院長兼がん診療推進室室長の西﨑隆先生から「研修を通じて愛媛県のがん登録データの精度が高まっていくこと、多くの事前質問やグループワークでの情報交換が日常の業務で役立つことを期待します。」とのお言葉をいただき、研修会が始まりました。 

 

 

 

dai1bu.jpgのサムネイル画像のサムネイル画像

 

第1部は、『放射線診断書の読み方』で、松山赤十字病院放射線科副部長 梶原誠先生に講義をお願いしました。今回のテーマに沿った質問を事前に募集したところ、32題の質問が寄せられました。質問の中には、放射線画像所見に記載されている用語「wash out」「すりガラス陰影」、「脂肪識の混濁」「CT、MRI、エコー等で診断することのメリット、デメリット」「リンパ節腫大を転移と判断する基準は?」等、実際の症例と事前質問に対して、様々な画像を使用して分かりやすく私たち実務者に解説をしていただきました。講義時間(約2時間)に使用されたスライド枚数は、200枚。長時間ではありましたが、私たち実務者にとって、とても充実した時間を過ごすことが出来ました。梶原先生には大変感謝しております。 

 

dai2bu.jpgのサムネイル画像

 

第2部は、『がん登録に関わる業務内容で他施設に聞いてみたいこと』をテーマにしました。

登録業務の運用について:5題、登録項目について:4題の事前質問が集まり、それら1題ごとに参加施設の現状報告を集約したものを資料に、グループリーダー(実務経験3年以上)、サブリーダー(実務経験5年以上)の方々にご協力をしていただき、グループワークを行いました。 

 

 

 

今回の実務者研修会のアンケート調査結果は、下記のとおりです。

 講義について、「Q1講義内容はわかりやすかったか」に対し『非常にそう思う/そう思う』が97%「Q2講義が業務の問題解決につながるか」に対し『非常にそう思う/そう思う』が97%。また、グループワークについては「Q6:グループワークの資料は実務に役立ちそうですか」に対し『非常にそう思う/そう思う』が91%、「Q7:情報交換の時間は必要でしょうか」に対し『非常にそう思う/そう思う』が91%と、好評価でした。 

 

graph1.jpggraph2.jpg

 

 

 

 

 

 

 

 

graph3.jpgのサムネイル画像graph4.jpgのサムネイル画像

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

参加者のコメントでは「画像診断書については初めての講義でしたので、とても参考になりました。」「他施設さんとの情報交換をすることができてよかったです。また、情報交換の機会があれば嬉しいです」とあり、参加者の皆さまにとって今回の実務者研修会が『困難症例の解決になり、業務をする上で心強さを感じる繋がりを持つことが出来た。」と、少しでも感じていただければ、幹事病院として嬉しいです。

 ご協力をいただいた愛媛県がん診療連携協議会がん登録専門部会事務局、リーダー、サブリーダーを快く引き受けていただいた拠点病院・推進病院の皆さま、本当にお世話になりました。

 

平成29年度 第1回がん登録実務者研修会

幹事・松山赤十字病院医療情報管理課

田村 純子 

 


平成29年度第1回院内がん登録実務者研修会を下記のとおり開催いたします。(※諸般の事情により平成28年度中に平成29年度の研修を前倒しで開催いたします。)今回のテーマは「放射線診断書の読み方」です。  松山赤十字病院 放射線科 副部長 梶原 誠 先生 先生から放射線診断書の読み方について講義をしていただきます。また、後半は小グループに分かれて日常業務の中での問題点や判断に迷ったことなどについて話し合い、登録精度の向上につなげる情報共有の場を設けます。



幹事病院 : 松山赤十字病院

日      時 : 平成 29 年 3 月 17 日(金) 13:15 – 17:00       

会    場 : 松山赤十字病院

対 象 者  : 愛媛県内のがん診療連携拠点病院・推進病院のがん登録実務者、

       その他病院のがん登録実務者

目      的 : 放射線診断書の読み方について理解を深め、疑問点を解消する。

       また、日々の業務での問題点について話し合い解決を目指す。

       がん登録実務者間で情報(知識)を共有し、今後の業務に活かす。

講      師 : 松山赤十字病院 放射線科 副部長 梶原 誠      先生

 持 参 物  : 筆記用具

       国際疾病分類 腫瘍学(NCC監修) 第3版 ICD-O                 

                 UICC TNM 第7版

                 がん診療連携拠点病院院内がん登録標準登録様式2016年度版修正版 

 

◆ タイムテーブル ◆          

12:30 –            受付開始

13:15 – 13:25  実務者研修会開会にあたり                

                          松山赤十字病院副院長 がん診療推進室室長 西﨑 隆 先生 

13:30 – 14:20  放射線診断書の読み方 前半

                          松山赤十字病院 放射線科 副部長 梶原 誠 先生

松山赤十字病院 放射線科 副部長 梶原 誠   先生         14:20 – 14:30  事前質問も含め質疑応答

14:30 – 14:40  <休憩>

14:40 – 15:30  放射線診断書の読み方 後半

           松山赤十字病院 放射線科 副部長 梶原 誠 先生 

15:30 – 15:40  事前質問も含め質疑応答

15:40 – 15:50  <休憩>

15:50 – 16:30  講義の振り返りと情報交換(グループワーク)

16:30 –            お知らせ 等 


  お問い合わせ

がん登録専門部会事務局(四国がんセンター)新居田
電話番号:089-999-1111(代表)
メールアドレス:cr★shikoku-cc.go.jp(★を@にかえてください)
※がん登録専門部会メーリングリストに入っていない施設の方で、
 今回の研修会に参加したい方は、必ず事前に事務局までご連絡ください。